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高校留年論

19歳で学ランを脱いだ僕から、君に告ぐ

わざわざ見に来るアホもいる

休憩時間になっても当然話す人もいなければ、話しかけてくる人もいない。そしたらもうイヤホンを耳にねじ込み音楽でも聴くしかない。次の授業までの10分、これが永遠というやつか! と言いたいほどに長く感じられる。 僕の席は廊下側ではなく反対の一番窓側…

ジャージの色もちがう

二度目の高校一年生。はじめての体育の授業。グラウンドで体操隊形に広がる赤いジャージの中に緑がひとり。留年している生徒は上空からヘリで見たって一目瞭然だ。 体育教師はひどく野蛮な人で、生活指導の責任者だという。春だというのにすでに肌は真っ黒、…

視線の矢は全方位から体に

受験して、受かって、志望通りだったかどうかは別として、晴れて高校生になって、新しい制服を着て、ここにいるみんなと、この担任で、これから三年間どんな生活になるかななどと希望に満ち満ちている、はじめての朝のホームルームの中で、「昨日の入学式に…

同じ学校にとどまることを決め、そして登校する

留年した諸君の中でも、それぞれに決めた道というのがあると思う。退学して働く。退学して働かない。休学をする。定時制や通信制に編入する。同じ学校にとどまる。学校に行くという道を選んだ人は、この春から環境が変わるのだろう。 僕は退学して働きながら…

誰かのせいや何かのせいに

留年に至ったことに対し、自業自得ということことは誰にいわれなくとも本人が一番わかっていることと思う。いかなる理由であってもだ。 だが、のっぴきならない事情というのも世の中にはある。それはクラスメイトに話せないことであるかもしれない、あるいは…

いただいたコメント、お問い合わせについて

コメントやお問い合わせをいただいてます方々、心からありがたく思います。そのいただいたものというのは表示をしないよう施してあるのだけれど、当方きちんと目を通しています。 質問に関しては、記事内において答えさせていただくこともあるかと思いますし…

高校を留年していた著名人に

こんなことをわざわざ調べている暇があるのなら、本を読んだりしていてほしいとも思うのだけれど、これがなかなかどうして勇気をもらう。 現在国会議員の元俳優氏がそうである。同じクラスの中学生が互いに殺し合う映画で氏が演じた役も留年している、みなよ…

一報届けば休息すべし

留年が正式に決まってしまえば、ある意味でひと段落といえる。留年などしたくはないと回ってきたツケを必死に支払う生徒には申し訳ないが、支払えないのであればそれは当人の怠惰の結果なのであるから自業自得である。進級など許されない。 しかし、それでも…

身内

これはもう大騒ぎ。身内から高校留年者あるいは中途退学者なんて人間を出してしまえば末代までの恥だと、若年ホームレスの誕生だと、これぐらいに彼ら彼女らは考えている。田舎であればそれは顕著のように思うし、東京でもなかなかではなかろうか。これは大…

スクールカウンセラー

悩む生徒はスクールカウンセラーの先生に相談するといいらしい。だれがこんなことを言うのか。無責任極まりない。言論の自由とは、実に尊い。 この「カウンセリング」という言葉が当時の僕には引っかかる。なにや医療めいたものを感じずにはいらず、自分は十…

イジメに遭っていたのか、不良だったのか、いずれにしても血生臭い

とある漫画で、担任教師から留年しそうな不良生徒へ、警鐘を鳴らす場面がある。 「お前、このままじゃ卒業できんぞ。ただでさえ成績悪いのに身上書にまでキズ付けて、そんなに学校(ココ)が好きか、お前? 後輩にクン付けで呼ばれる覚悟はしとるのか?」 そ…

体調の問題

僕の体はいたって健康だった。病気や怪我などの治療のために休学を余儀なくされ留年に至ってしまった人からすれば、なんて贅沢な頭の悪い野郎だと思うだろう(これは僕自身、当時も現在も認めている)。この療養でというパターンは、偏差値の比較的高め乃至は…

志望校であったか否か

推薦入試で合格した。僕はその公立高校へ入学することになる。 試験は面接と作文。一般入試であったとしても、その高校は僕にとって不安になるような偏差値を求めてはいないらしかった。進学校ではない。工業高校だ。 県内にあるすべての工業高校の中でも、…

留年とは

日の出に夢を見、希望に満ち溢れているような方、そのままで結構でございます。新春のお慶び申し上げ、僕はこれで貴方様の前からお暇させていただきます。 年なんか明けてくれるなと思っている、暗い青春の只中をさまよう高校生諸君に告ぐ。明けましておめで…