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高校留年論

19歳で学ランを脱いだ僕から、君に告ぐ

留年生活

留年してから卒業まで先生方によく言われたこと

・一年生の頃(二回目) 「辞めなかったんだから卒業しなさい」 「休むな。来るだけでいいから来なさい。また一年生やりたいのか」 「去年もここやったぞ」 「みんなの手本になれ」 「お前が率先しなさい」 「早退するな。来たんだから帰るな。また一年生や…

留年と部活

運動部にしろ文化部にしろ、ハツラツとその活動に勤しむ生徒が留年をかましてしまうなどということはこれまでに聞いたことがない。日本列島のすみずみまで調査すれば一人や二人出てくるのかもしれないが、まあ稀有な存在だろう。 では、留年する人間というの…

留年と恋愛

十代も後半になれば誰かを好きになったり、恋人ができたり、ほしくなったりと、そういう出来事や思いが芽生えるのがごく自然なことなのは言うまでもないけれど、それは一般的な高校生と同じように、留年した高校生も同じだ。 留年の渦中にいると、自分は皆と…

留年とアルバイト

アルバイト先に自分と同い歳の高校生がいる場合。その職場の先輩なり社員なり店長なりとしばしば交わされる会話がある。一年を通して折に触れあるのだが、なかでも春が近づくにつれてその頻度は激しく上がり、全員に同じことを聞かれては答える。実に拷問め…

留年と昼食

弁当を持って行くという習慣は僕にはなかった。コンビニでなにかを買って行くか、購買でパンでも買うか、学食で食べるか、ということになる。留年し年下の中にひとり年上である人間にとって、クラスの皆と打ち解けていないうちはすべてが地獄の沙汰であるの…

◯◯さん

いまさら書くまでもないが、留年し、その学校にとどまり年下とクラスメイトになれば教室は当然に気まずく、人間関係の構築など夢のまた夢。これは、それを経験すればだれしもが抱く素朴な感想だと思う。 たとえば、もう一度一年生をするとする(僕はこのパタ…

わざわざ見に来るアホもいる

休憩時間になっても当然話す人もいなければ、話しかけてくる人もいない。そしたらもうイヤホンを耳にねじ込み音楽でも聴くしかない。次の授業までの10分、これが永遠というやつか! と言いたいほどに長く感じられる。 僕の席は廊下側ではなく反対の一番窓側…

ジャージの色もちがう

二度目の高校一年生。はじめての体育の授業。グラウンドで体操隊形に広がる赤いジャージの中に緑がひとり。留年している生徒は上空からヘリで見たって一目瞭然だ。 体育教師はひどく野蛮な人で、生活指導の責任者だという。春だというのにすでに肌は真っ黒、…

同じ学校にとどまることを決め、そして登校する

留年した諸君の中でも、それぞれに決めた道というのがあると思う。退学して働く。退学して働かない。休学をする。定時制や通信制に編入する。同じ学校にとどまる。学校に行くという道を選んだ人は、この春から環境が変わるのだろう。 僕は退学して働きながら…